ありのままの自分を大切にした選択と、めぐりあう人々との縁でマースにたどり着きました

デジタルコマース
ディレクター
[プロフィール]
2022年9月、マース ジャパン リミテッドに入社、デジタルコマース事業部長としてマーケットプレイスとDTC領域の責任者として業務に従事。デジタルコマースやマーケティング領域において約18年、グローバルコンシューマーブランド、特にファッションやライフスタイル関連のビジネスで経験を積む。ファッション業界では販売職からキャリアをスタートし、この時の経験から消費者を中心とした戦略を推進。デジタル関連領域に職務をシフトしてからは、テクノロジーを活用して消費者の体験を最適化する取り組みを進める。

英国と米国で8年間留学と海外勤務の経験があり、米国ではデジタル創成期にファッション関連企業で、コマースのデザインからウェブサイトの構築までの全プロセスをインハウスで関わった経験を持つ。日本に帰国後、多くのデジタルコマースサイトの立ち上げをリード、軌道に乗せる。趣味はサーフィンで、東京と千葉の二拠点生活。

1.これまでのキャリア

学生時代に英国、米国で過ごしたことも影響しているのかもしれませんが、就職活動の際に画一的なリクルートスーツを着ることに違和感があり、就職先として「自分らしくいられる」環境を探していました。その先にあったのがファッション業界でしたので、ファッション業界の販売職からキャリアをスタートしています。その後も、自分の興味を広げ、自分らしくいられる場所で働くことにこだわっています。そのため、米国で就業していた時も、ビザが切れて転職活動を余儀なくされた際にも、働く場所は世界中どこでも関係なく、自分らしくいられ、仕事の内容に興味が持てるかどうかを重視して選んできました。結局、グローバル企業の日本の拠点にご縁があり日本に帰国することになりましたが、米国でキャリアチェンジによって積んだデジタルの経験が、まだデジタル黎明期だった日本では役に立ち、ファッションブランドなどの多くのブランドサイトの立ち上げや運営に携わり、ラグジュアリーブランドのデジタル部門マネジャー職を経て今に至ります。

2.マースに入社した理由

今までファッション業界のデジタル部門でのキャリアを中心に積んできましたが、自社製品を自社のプラットフォームで販売することがメインであることが多く、より広範なマーケットプレイスでビジネスを展開できたり、売り上げ規模の大きな消費財メーカーでの経験も積んでいきたいとの思いがあったため、マースで働く機会に興味を抱きました。
一方で、前職に身を置いてからまだ期間が短かったので、もう少しこのままキャリアを積んでもいいかなという思いもありました。しかし、マースのP&O(人事)の方や、リーダーの方々と会話する機会の中で、どの立場の方も、マースの企業文化に裏打ちされた「人柄の良さ」を感じ、気持ちが動きました。
それに加えて、かつてゴールデンレトリーバーと生活していたこともあって動物が大好きなので、ペット業界にも興味関心が高く、入社の決め手となりました。

3.DC(デジタルコマース)部門での仕事

DC部門には大きく分けて2つのチームがあります。1つは自社サイト(ニュートロ™公式通販)を通じたニュートロ™ブランドとグリニーズ™ブランドの製品の販売に携わるチームです。この公式通販サイトは2020年12月にオープンしてまだ3年ほどしか運用していませんが、今までアプローチしきれていなかった層に直接アプローチができる点や、直接ブランドから価値訴求をできるチャネルとして成長を続けています。自社サイトだからこそできるさまざまな取り組みをアジャイルに実行に移していて、新製品の発売に先んじて製品を試してもらってレビュー投稿を促進するレビューキャンペーンや、注目の新製品を予約販売できる仕組みの構築など、チームでアイデアを出し合いながらいろいろと試しています。
もう1つは、マーケットプレイスでのビジネス展開です。こちらは取り扱うブランドはホームセンターなどを中心に販売されているペットフードブランド(カルカン®、シーバ®、ドリーミーズ™、シーザー®、プロマネージ™、アイムス™など)を主に扱っています。各マーケットプレイスで展開する専売品の開発などを社内の他部署と協業して実施したり、マーケットプレイスが提供しているデジタルツールを使用した効果的な販売促進などを密に協業して計画・実施しています。
また、マーケットプレイスとは、売り上げだけを目的していない施策を協業することも増えてきています。ペットに関わる業界に身を置くものとして、保護犬・保護猫支援活動キャンペーンを一緒に取り組んだり、また、製品のリニューアルに伴う旧製品や包材に不良の生じた製品など、品質に問題がなくてもこれまで廃棄されてしまっていた良品を手ごろな価格で販売する取り組みに参画したりしています。

デジタルの世界は、まさに「今日の常識は明日の非常識」であると考えています。日本のデジタルはまだまだ遅れているので、マースのリージョンやグローバルで実施している施策や知見の中には、日本で取り入れることができる有用なテクノロジーがあると思っていますので、積極的に交流を図り、情報を共有してもらって、日本のビジネスにも生かしていきたいと考えています。

4.入社後に感じた社風

マースの好きなところを挙げるとすると、人と使命(Purpose)でしょうか。入社理由の部分でも触れましたが、「良い人」が多いという印象は入社後も変わりません。どの部署の方でもどの職制の方であっても、どんな質問にも丁寧に答えてくれたり、質問を回答できる人を紹介してくれたり、一緒に働いていて心地よい、と感じることが多いです。
また、ペットケア事業の使命(Purpose)として「ペットのためのより良い世界(A BETTER WORLD FOR PETS)」を掲げていますが、使命(Purpose)を中心に据えて事業を行っている点も好きな点です。DC事業部の保護猫・保護犬への取り組みへの参画もその一環ですし、全社的にどの部署も興味を持って取り組んだり、積極的にボランティアの機会に参加しているのが印象的です。私が個人的に楽しみにしている使命(Purpose)の実現のためのマース ジャパンの取り組みは、「ペットフレンドリーオフィス」です。この制度は、飼っている犬や猫と一緒に東京のオフィスに出社して仕事をすることができるというものです。私自身は現在ペットを飼っていないのですが、オフィスに来る同僚の愛犬や愛猫に会うと癒されるのはもちろんですが、自然とペットの周りでコミュニケーションが生まれることに動物が人にもたらす好影響の大きさを肌で感じています。

マース ジャパンの働き方は、コロナ禍を経て、ハイブリッドワークを採用しています。オフィスの出勤頻度は各自に任されているため、業務の内容や会議の有無などで自由に決定でき、この点は非常にありがたいです。デジタル部門で働く人たちにとって、場所を選ばず業務のしやすい環境で働けるというのはとても重要で、これからマースで働きたいという方にとっても納得できる環境だと思います。
私自身、今は東京と千葉の二拠点生活を送っています。業務のスケジュールにもよりますが、週の前半は東京、後半は海辺で暮らすのが平均的な過ごし方で、夏はもっと長い期間千葉で過ごしながら業務をしています。デジタルの仕事に関わらずですが、知らず知らずの間に座りっぱなしになっていることも多いので、気分転換やできるだけ体を動かすことにも気を付けているのですが、千葉にきて環境が変わるだけでもリフレッシュになりますし、そこでパートナーと同じ趣味であるサーフィンを楽しみながら体力づくりもできるので、健康的な生活が送れています。

5.応募者にむけて一言

企業が何かを創り上げていくとき、人材が「るつぼ」であればあるほど、クリエイティビティが発揮されると思っています。この人材の「るつぼ」には職種だけではなく、生活スタイルや考え方や価値観などさまざまなものがあればあるほど、いろいろなものが混ざり合って新しいものが生まれてくるのではないかと考えています。ですので、ご自身の今までのキャリアがマース ジャパンとはかけ離れたところにあったとしても、皆さんが新しい「何か」をマース ジャパンに持ち込んでいただけると嬉しいです。

また、「世間体からしたらこうであったら良い」という考え方ではなく、自分の意見をはっきりと持っていて、それを表現できる人がマースには合っていると感じます。そういった方々が集まってはじめて「自立した組織」として企業が発展できるのではないかと思っていますので、そんな皆さんのご応募を、楽しみにお待ちしています!