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ペット ニュートリション アジアパシフィック
R&Dシニアマネジャー
[プロフィール]
2004年に新卒で外資系消費財企業の研究開発部門に7年間勤務後、2012年にマース ジャパンの研究開発部門(Research & Development/R&D)に入社。2018年マネジャーに昇格。2020年よりマース ジャパン リーダーシップチームの一員となるとともに、アジア地域のR&Dをリード。

1.マースに入社した理由を教えてください。

前職での先輩がマース ジャパンで働いていて、R&Dのキャットフード担当に募集中のポジションがある、と声をかけられたのがきっかけでした。実家でずっと猫を飼っていたこともあり猫が大好きだったので、猫のためのキャットフードの開発ができるのは魅力的だったことと、ウェブサイトを見てみると、マースという会社は非上場の家族経営であることを知り、そのユニークさに惹かれて入社を決めました。

2.マースの研究開発部門で働く面白み

何より、マースの中で日本市場がペットフードのイノベーションマーケットという位置づけにあるところです。ペットを取り巻く環境で言うと、日本は、室内飼育率の高さ、高齢化、家族化がどの国や地域よりも進んでいるので、海外からも注目されている市場です。そのため、日本のペットフード市場を基準としたグローバルプロジェクトや、日本のチームがリードするグローバルプロジェクトなどもあり、日本発のユニークな製品を開発できるところは魅力です。

また、日本のR&Dは小さな組織ではありますが、日本のチームだけで国内で開発するだけでなく、海外のアソシエイトと協働して日本向けの製品を海外で開発したり、海外で販売されている製品を輸入して販売するなど、日本の市場に合わせて最適なものを組み合わせることで、イノベーションを起こすバリエーションがあるのも面白さのひとつだと感じています。

海外のチームと仕事をするのは、言語や文化の違いなど、超えなくてはいけない壁があることも確かですが、日本市場のことをチームに理解してもらい、日本で受け入れられる製品を一緒に作り上げた時や、日本市場向けに開発した製品が、他の国でも展開されるのを目の当たりにした時は、とてもやりがいを感じます。さらに、R&Dの部門は、リージョンやグローバルとコミュニケーションする頻度が高いこともあり、海外の拠点でキャリアを積んだり、日本にいながら日本以外の市場のプロジェクトに関わることも可能な部署であることも、グローバル企業だからこそのやりがいだと考えています。

3.マースの好きな点を教えてください。

私は基本的に飽きっぽい性格なので、自分が携わっている仕事が「面白い」と思えなくなった時には別のことに挑戦しようと思っているのですが、現在まで飽きることなく9年間マースで働き続けています。ずっと「面白い」と感じていられるのには、マースの企業文化にあると思います。マースでは、ビジネスに貢献でき、かつ周囲の負担になることでなければ、業務範囲を超えてやりたいことを実現しやすい自由度の高い文化があります。もちろん、自分の業務範囲は定められていますし、そこで求められていることをやり遂げていることが前提ではありますが、アソシエイトコンセプトにあるように、アソシエイトを良い意味で信頼してくれている会社だと思います。

また、外資系企業ではありますが、結果だけではなく、その過程についても評価してくれる会社なので、新しいやり方、アプローチを考え出すことも楽しみのひとつです。長年、続けられてきたアプローチと異なる方法でも、周りをしっかり巻き込んで結果を出せば評価されることにも、やりがいがを感じています。日々、「Make the Difference(新たな違いを生みだす)」を起こすことを奨励するカルチャーも好きなのだと思います。

それに加えて、企業経営にも興味を持っているので、マース ジャパンの組織のサイズがほどよく、ビジネス全体が見渡せるところも楽しいのだと思います。

4.マースでマネジャーをする大変さとやりがい

2018年からラインマネジャーの立場になりましたが、マースでは、マネジャーを企業の発展にとって重要なポジションとして位置付けているため、期待値がとても高いと思います。そのため、さまざまなトレーニングが用意されていて、マネジャーの育成体制はきちんと整っていますが、自分でも率先してスキルと人格を磨いていかなくては、と日々感じています。「人」がビジネスの中心にある、と考える会社なので、マネジャーが、どのようにチームを作り、育て、運営するのかが会社を支える基盤になっています。そのビジネスを支える「人」の要になるのがマネジャーとなるので、責任は重いですが、やりがいがあります。

私のチームの運用スタイルは、まず、メンバーの話を聞いて、個々人の意向、考える力を尊重します。細かく指示を出すよりは、なるべくメンバーが活躍できるスペースを準備してあげたい、と思っています。それと同時に、重要な判断や方向性は、タイムリーに指示することで、目指す方向がぶれないように気をつけています。また、R&Dの部門は各分野の専門家が集まっているので、それぞれの個性を生かして成果を出してもらいながら、新たな成長も実現できるように、と心がけています。

自分の直属の上司がピープルリーダーとして素晴らしい人だったこともあり、マネジャーの職に対してはかねてから良い印象を持っていましたし、最近は、マネジャーとして自分のチームの組織体制を考えることも面白いと感じています。個人的に「流動的なものが好き」なので、流動性の高い「組織」は、飽きることがありません。チームメンバーも成長し、ビジネスニーズも目まぐるしく変化する中で、アサイメントをどう最適化して結果を最大化するのかを考えます。結果はビジネスへの貢献とアソシエイトの成長の二つの軸で捉えていて、中期的に結果を出せる組織を作るためにはアソシエイトの成長が重要だと思っています。

5.リーダーシップチーム(経営メンバー) へのチャレンジ

2020年からマース ジャパンのリーダーシップチームと、アジア地域のR&D部門のリーダーシップチームを兼務しています。実は、日本のR&D部門は、アジア地域のR&D部門に所属していて、マースジャパン内の組織ではありません。ですが、R&Dアソシエイトはみんな日本市場のために日々、研究開発していて、他の部署にはない技術的な視点を持っているので、マースジャパンの経営に反映してほしいという思いや、経営そのものに興味があったこともあり、マースジャパンのリーダーシップチームに入りたいと思うようになりました。そこでアジア地域の社長に相談してみたところ、「ぜひやったらいいよ。」と背中を押してくれたので、ちょうど着任したばかりのマースジャパンの社長の後藤とも話し、リーダーシップチームのメンバーになることができました。こういう柔軟な対応もマースらしいな、と思っています。

実際にチームに入ってからは、視座が一段高くなり、会社の中で起きていることが幅広く理解できるようになったことを実感しています。同時に、目まぐるしく環境が変わるVUCAの時代と言われる昨今、リーダーシップチームに決断を求められることには、ほとんどのことに正解がないことばかりです。そのため、長所と短所を見極めながら、多種多様なことをタイムリーに決めていかないといけない立場なので、決定のスピードと質が求められるとひしひしと感じています。また、アジア地域所属だからこそ見えている、他の国から日本市場がどのように見られているのか、R&D部門の代表として、開発する立場としての製品に対する意見などを積極的に伝えるようにしています。

とは言っても、リーダーシップチームだけで会社が経営できる訳ではありません。リーダーシップチームが示す方向性をどうアソシエイトに伝え、納得してもらい、エンゲージしていくのかが、最も大事だと感じています。

6.マースに入ってきてほしい方はどんな人?

使命(Purpose)を明確に掲げ、今、マース ジャパンは、会社としての転換期を迎えています。ですので、一緒に変革を起こせる人。R&Dは、将来を切り開く部門なので、柔軟に考えて試行錯誤するのが好きな人であることも重要だと思っています。マースは、今までさまざまな変革を遂げてきましたが、新しい時代を迎え、これまでと同じ方法では通用しないことは明白です。全社会議での使命の共有や、その使命の実現のために部署ごとにできることをディスカッションするなどの機会を経て、今まさに目標に向かってアソシエイトが同じページに載ったと感じており、ここからが私たちのチャレンジだとワクワクしています。ぜひ、一緒に新しいマース ジャパンの時代を創れる人と一緒に働けたら、と思います。